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九州の尾根をめぐる~九重連峰

九州の屋根とも言える九重連峰は、今なお火山活動を続ける火山の峰々だ。大迫力のその景観はトレッキングの醍醐味ともいえるだろう。また、草原が広がる坊ガツルの湿原には、高山植物が咲き誇る。そして、大船山まで足を延ばせば、九重の初夏を彩るミヤマシキミの群落に出会えることだろう。

九重連峰 長者原から法華院温泉までは半日の行程。1日目の最後は法華院温泉の温泉で、汗を流して疲れを癒すのもいいだろう。法華院周辺や坊ガツルはキャンプ場としても素晴らしく、慣れたらテントを担いでのトレッキングに挑戦するのもいいだろう。中岳や久住山へのベースキャンプとしてではなく、給水設備やトイレも整っているので、温泉に浸かりながらのんびりと滞在するのもいいだろう。

95年10月に噴火活動が再開した硫黄山周辺は、噴火による溜まった有毒ガスがあるので、充分に注意をはらいたい。

参考コースタイム

長者原~法華院温泉~大船山~雨ヶ池越~長者原を歩くコースの参考タイムとして、第1日:長者原(1時間30分)スガモリ越(1時間)法華院温泉、第2日:法華院温泉(2時間)大船山 (1時間10分)坊ガツル避難小屋(50分)雨ヶ池越(1時間)長者原 以上がトレッキングコースだ。長者原へは、久大本線豊後中村駅からバスで約1時間。1泊2日の入門者にはピッタリのコースだ。